4
款衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(
林恒徳君) すみません、2つあるのですけれども、まず初めに、1目
保健衛生総務費の関係なのですが、
救急医療対策事業の中の
医療提供体制整備補助金について、この今回の内容について御説明願います。
◎
保健医療総務課長(
加藤由視君) 本市と連携いたします
協力医療機関に対する
補助金でございます。今回の補正では、第6波におきまして、
コロナ患者と
コロナ患者疑いの対応から逼迫した一般の
救急患者の受入れを積極的に行ってきた病院に対しまして、
受入れ体制を維持するため
医療従事者を確保してきたことに対する支援でございます。また、今後の備えとしまして、
PCR検査機関が逼迫したため、
検査機器を購入し、自院での
検査体制を拡充する病院や、
陰圧設備を備えた病室の整備を行う病院を支援するものでございます。
◆委員(
林恒徳君) 今回、
医療提供体制整備補助金ということなので、コロナの感染で
医療スタッフがやっぱり2週間
程度休みになり、どうしても
現場自体が逼迫するみたいな話をよく聞くのですけれども、お願いしている
医療機関だとかそういうところの現状、
スタッフさんの
充足状況というのかな、そういう部分に対して、この
補助金を出しながら何か感じるところがあったらちょっと教えていただけるとありがたいのですが。
◎
保健医療総務課長(
加藤由視君) 入院の受入れや
PCR検査などに対応するため、ほかの部署から
医療従事者を集めるなどして、人手が薄くなりがちなところで
医療従事者の陽性が確認されますと、
濃厚接触者を含めまして出勤ができなくなり、現場の
体制維持に苦労しているというようなお話は聞いております。
◆委員(
林恒徳君) たまたまうちの娘が
看護師になって5年目で、今
育児休業中で12月に復職するのですけれど、そのときに話を聞いた部分で、同期の
看護師がもう誰もいないよというような話が出てきました。本来これは、コロナに対して高崎の
医療機関がしっかりと動いてもらえるようにという
体制整備の
補助金だとは思うのですけれども、何とか
看護師が雇用継続していけるような形の
仕組みづくりというのですか、相談に乗るくらいしか多分高崎市としてはしづらいところがあるとは思うのですけれども、ぜひともそんなところにも対処できるような形で今後は動いていただけると大変ありがたいなというふうに思います。
続けてよろしいでしょうか。続いて、4目
母子保健費の
乳幼児等健康診査事業内の
不妊治療費助成金と
特定不妊治療費助成金について、3月の定例会中の
常任委員会でも触れられた内容ですけれども、そのときと今回の制度について、ちょっと丁寧に説明いただければと思います。
◎
健康課長(
田村克弘君) 保険が適用される治療の詳細につきまして、令和4年3月まで公表がなかったことから、当初予算は、以前より国の
補助制度に該当しない方々へ市が単独で助成を行っていた分に合わせまして、国の
制度変更に伴う
経過措置の年度をまたぐ治療分について計上しております。今回の補正につきましては、高崎市が令和3年度まで1回の
治療費の
自己負担分を最大30万円助成していたものにつきまして、
保険適用後の3割の
自己負担分についても補填する制度を新設し、
利用者の経済的、
精神的負担を軽減することで、必要な方が
不妊治療に臨める環境を整備するとともに、安定した
事業運営を維持するものでございます。
◆委員(
林恒徳君) 保険を適用するに当たって、この間、
新聞記事等でも読むと3割の
自己負担の部分だとか、
高額療養費の取扱いだとか、今まで本市が行ってきた
不妊治療に対して、助成の考え方なども含めて様々あると思うのです。利用される方にとって分かりやすいものになるように今後ともよろしくお願いしたいと思うのですけれども、当初予算だけで見ると令和3年度から令和4年度で5,000万円ぐらい下がっていたのが、今回の補正で1億5,000万円ぐらいプラスになっているという数字になってきているので、
保険適用になったのに高くなっているというふうに市民の方に思われてしまうと、せっかくいい制度になっているのだから、こういう部分をしっかり見ているのですという説明も恐らく今後必要になってくるのだろうなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(逆
瀬川義久君) 今の林委員の質疑のすぐ下なのですけど、
健康診査事業ということで
若年がん患者在宅療養支援事業補助金というのを上げていますけど、内容についてお知らせいただければと思います。
◎
健康課長(
田村克弘君)
若年がん患者在宅療養支援事業補助金につきましては、
介護保険制度の対象とならない39歳以下の
末期がん患者について、
在宅療養における本人及び家族の負担が大きいことから、
在宅療養に係る経費の一部を県と市が助成する事業となっております。
◆委員(逆
瀬川義久君) そうしますと、県と市が助成するということで、
利用者の方の
負担割合というのはどんな感じになるのでしょうか。
◎
健康課長(
田村克弘君)
利用者の方の負担は全体の1割となっております。
◆委員(逆
瀬川義久君) 例えば1か月当たりとか年間なのか分からないですけど、その利用料の上限額というのは設定があるのか、ちょっとお知らせください。
◎
健康課長(
田村克弘君)
対象サービスが何種類かございますが、例えばゼロ歳から19歳の方が
訪問介護、
訪問入浴介護を利用した場合は月5万円が上限となっております。これを20歳から39歳の方が御利用いただいた場合は、月8万円が上限というふうになっております。そのほか、
介護支援専門員による
事業所の紹介・調整等に係る費用につきましては、ゼロ歳から39歳を通しまして月1万円が上限額となっております。
◆委員(逆
瀬川義久君) 39歳以下のがんの患者さんが
在宅療養するときに、今までこの部分が抜けていたということかなと思います。在宅で最期生活をしていくのに、例えば
介護ベッドが必要になったときも今までは全く公的な支援というのがちょっと見込めなかったが、今回そういう形で支援の
サービスが出てきたということで、非常にいいことだなというふうに思います。
最後に1点だけ、この予算が118万8,000円ということなのですけど、根拠はどういう感じで、積算というのはどんな感じで出されているのかお知らせください。
◎
健康課長(
田村克弘君) この事業に関する
群馬県から示された資料では、高崎市において
若年がんで自宅でお亡くなりになった方が多い年で4人というふうに示されておりました。それを受けまして、本市としましての
年間利用は4人程度を見込んでおります。先ほどの上限額で、
ケアマネジャーの調整等の期間を4か月、これは例えばの話ですが、そのほかに
訪問介護期間を3か月、
福祉用具を購入し5万円がかかったとして、そちらを4人分で計算しております。
○
委員長(
大竹隆一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
80ページをお開きください。
10
款教育費 (質疑なし)
○
委員長(
大竹隆一君) これより議案第62号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
大竹隆一君)
起立全員です。
よって、議案第62号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△
審査終了
○
委員長(
大竹隆一君) 以上で本
委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、
委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大竹隆一君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
────────────────────────────────────────────
△その他
○
委員長(
大竹隆一君) 次に、その他として
執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際委員の方々から
執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。
◆委員(
林恒徳君) 度々すみません。今年度の小・中学校の
プールの授業について、どういうふうになっているのか、基本的な考え方についてお伺いします。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 今年度の
水泳授業については
実施予定です。各学校では、昨年同様に授業前の検温や
健康状況の把握をするとともに、更衣室を使う人数を半分程度に制限したり、
プールサイドや
プールの中では2メートル程度の距離を空けるなどの工夫をして実施しております。
◆委員(
林恒徳君) 学校の規模というのは様々であって、密を回避するのは非常に大変なのだろうなというふうに思います。昔はよく1
学年ごとに
プールに入るというようなケースだとか、2学年併せてとかそういうこともあったかと思うのですけど、今
偶数クラスだと1クラスずつだけども、
奇数クラスになると3回に分けるのかい、どうするのだいということで、去年は1回入れればよかったなというようなところだったのが、今年度はちゃんと戻るような形になるのかなというふうに期待はしているのですけれども、一方で、
プールに入れる回数が少ないと、
学習指導要領の中に入っているものではないかなとは思うのですけれども、
プール授業としての単位ではないですけれども、そういうような何時間程度というのがたしかいろいろあったと思うのです。その辺りというのは、今年度はどういうふうなみなしをしていくのか教えていただければと思うのですけれども。
◎
健康教育課長(長岡誠君)
感染症対策を取った上での授業となりますので、
コロナ禍前と同様に実施することはちょっと厳しいと思います。ただし、昨年より実施をしておりますので、昨年プラスアルファでできるようにしてまいりたいと考えております。
◆委員(
林恒徳君) ぼちぼち登校班で来る
子どもたちが
プールバッグを持ってきているなというのがあったので、今年は通常どおりにやっていくのだなという部分で、ちょっと気持ち的に明るくなったところも当然あるし、本当に現場の先生方だとか、あとは今まではみんな同一の校内指定の水着だとか、そういうものを着てやっていたのが、まだ今年度も
子どもたちの体に合わせた上で、対応できる部分でというような指示も出ているという話も伺っております。地域の衣料品店さんなんかも、いろいろこの3年間で考えているところもあると思いますので、ぜひともそういうところにも気を配っていただきながら、この授業の実施について進めていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(後藤彰君) すみません、今年度から中学校の1年生のバッグが新しくなって、タブレットとかを入れやすいバッグに、今どきの新しいかっこいいバッグに替わっている中学校が多いと思うのですけど、それでもやっぱり保護者の方からなのですが、かばんの中に入れる資料だったり、荷物が重くて大変だと。体のできていない子がまだ多いのだと思うのですが、置き勉の話が以前からあったと思うのですが、今市内の中学校の置き勉の現状というのはどういう感じになっているのでしょうか。
◎
学校教育課長(依田哲夫君) 各学校では、児童・生徒に教科書や副教材等を教室等のロッカーに置かせたり、あるいは保管させたりする、そういった処置を取っております。また、学習用具の持ち帰りにつきましても、各学校においてガイドラインをつくり、各家庭のほうにも周知をしております。
◆委員(後藤彰君) ありがとうございました。学校によってはまだまだ荷物を、宿題だったり、資料だったり、持ち帰っている子もたくさんいるみたいなので、もうちょっと周知のほうをできればしていただきたいと思います。また、タブレットがもう1人1台ある中で、デジタル教科書だったり、今後そういうものの導入のほうは、将来的なことですがお考えがあるかどうかお伺いいたします。
◎
教育長(飯野眞幸君) デジタル教科書につきましては、今中央教育審議会でどういう形にするかという議論を続けておりまして、実は私もそれに関わっておりまして、来週またその会議があるのです。文科省が4月に発表したのですけれども、今実証実験をやっている学校の
子どもたちにデジタル教科書と紙の教科書の使いやすさがどうかということを調査した結果を、児童・生徒数が5万7,000人ぐらいだったですかね、非常に大きなデータで発表されていましたけれども、図表の見やすさなどはデジタル教科書のほうが見やすいと、しかしアンダーラインを引いたり、そこに注釈を入れるのはもう圧倒的に紙のほうが使いやすいと、そういう意見が
子どもたちから出ているのです。そういうのも受けまして、中央教育審議会の会議の中でも、今ある教科書に取って代わるような形ではなくて、当面は、ハイブリッドと呼んでいますけれども、両方のよさを補い合うような形で、令和6年度から本格実施になりますので、そういう方向にいくのではないかなと個人的な印象を受けております。そういう部分をちょっとまた注目していただけたらと思います。よろしくお願いします。
◆委員(後藤彰君) ありがとうございました。今後も
子どもたちのためにいろいろと検討していただければと思います。ありがとうございました。
◆委員(柴田正夫君) 文化遺産の整備状況について伺います。多胡郡正倉跡の整備状況について、これには国、県合わせて8割の補助がつくわけですけれども、今年度はどんな整備状況になるのかお伺いします。
◎
文化財保護課長(角田真也君) 多胡郡正倉跡につきましては、御指摘のとおり国庫補助事業で行っております。今年度につきましては、地権者や地元の皆様の御理解をいただきまして、現在土地の鑑定等の作業が順調に進んでおる状況でございます。
◆委員(柴田正夫君) そうしますと、今年度の調査はどこまでを見込んでいるのか伺います。
◎
文化財保護課長(角田真也君) この事業とは別に、多胡碑周辺遺跡の発掘調査につきましては現在も継続しておりまして、昨年度は銅鏡が出土して話題になりました。今年度につきましては、冬場の農地のほうの作付が終わってから、そちらをお借りして調査を進めていくような形になりますので、現在は準備をしているというような状況でございます。
◆委員(柴田正夫君) 分かりました。
次に、北谷遺跡もあるのですが、これについてもお答えをお願いします。
◎
文化財保護課長(角田真也君) 北谷遺跡につきましては、平成28年度から、こちらも国庫補助を受けて公有地化を進めているところでございます。現在までに、およそ9割の買上げが終了しております。現在、現地には解説の看板を設置し、草刈り等の史跡管理を行っているといった状況でございます。
◆委員(谷川留美子君) 特別支援学級、ゆうあい学級についてお伺いします。5月25日の上毛新聞に、県内の小学校で特別支援学級がカオス状態になっていると出ていましたので、ちょっといくつかの学校を訪問してきました。そのところ、発達障害の特性が個々で大分違うので、どこの先生も手一杯の状態だということをお伺いしました。中には、小さい学校で1人の先生に1人の生徒ということで、大変恵まれていると言っている保護者の方もいらっしゃいました。でも、全体的にやはりもう少し助手さんを配置してほしいという御希望が多かったです。そこで現在の教員と助手さんの配置基準を教えてください。
◎
学校教育課長(依田哲夫君) ゆうあい学級は県の学級編成基準に基づき、1学級の児童・生徒数は8人までとなっています。市教育
委員会では、1学級の児童・生徒が6人以上の場合、ゆうあい助手1名を配置しております。ただし、6人に満たない場合であっても、学校、学級の状況に応じて柔軟に対応しております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。発達障害の子どもは確実に今増えています。現場の先生が一人一人に寄り添う教育、指導をするには教員1人に2、3人が限度だというふうに聞いています。県の配置基準が変わらずに厳しいようでしたら、ぜひ高崎市では助手さんをなるべく多く配置して、支援していただけるように切にお願いいたします。よろしくお願いします。
○
委員長(
大竹隆一君) ほかにありませんか。
────────────────────────────────────────────
△閉会
○
委員長(
大竹隆一君) なければ、以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 1時59分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和4年6月16日
教育福祉常任委員会 委 員 長 大 竹 隆 一...